内痔核に対する日帰りジオン注射療法
当クリニックでは薬物による保存療法が効果に乏しく、内痔核の脱出や出血が続く場合には「内痔核硬化療法剤(ジオン)による治療」を行っております。従来の痔切除術に比べて術後疼痛がほとんどなく、その日に帰宅できることから画期的な治療法といえます。
<適応>
脱出を伴う内痔核(外痔核だけの場合は適応になりません)
<適応外>
どの痔核にも可能な治療法ではありません。以下のような病態ではジオン注射はできません
急性期(発症間もない状態で腫れがひどい)
肛門ポリープやきれ痔、痔瘻などの合併病変をともなっているもの
妊婦または授乳中の方
透析療法を受けていらっしゃる方
ジオン注射治療にかかる費用は保険適応になっており、3割負担の方でおよそ1万5千円から2万円です。
※ジオンを痔核に注射する「四段階注射法」は、講習を受けた医師でないと治療ができません。